熊本市中央区島崎1-32-1
総合的に診断できるのが強み
全員が有資格者のチーム医療
予防医療と疾患医療
在宅医療の三本柱
平成21年に創設された『せんだメディカルクリニック』は、整形外科・内科・リハビリテーション科を中心とする在宅療養支援診療所だ。無床のクリニックだが常勤2名・非常勤3名の医師を筆頭に看護師、保健師、理学療法士、作業療法士、健康運動指導士、放射線技師といった有資格者と7名のメディカルクラークが連携したチーム医療を行う。内科は総合内科・専門外来(循環器内科、代謝内科)・在宅医療など総合的に診療。整形外科の手術では、手術ごとにそれを得意とする基幹病院へ紹介し、最適な医療環境を提供している。
かかりつけ医・専門医・訪問看護ステーションによる在宅医療・医療連携を一つの〝サービス〞として括ることで、患者のニーズに広く対応。「予防医療」、入院・外来による「疾患治療」、そして「在宅医療」という大きな三本柱がある。「予防医療」では、疾患を防ぐ一次予防と発症を未然に防ぐ二次予防を〝かかりつけ医〞として再定義し、特定健診・一般健診・運動器検診・メディカルフットネスの4つを提供。「疾患治療」としては、外来に特化した整形外科としての専門治療・リハビリテーションに加え、内科的治療も行う。「在宅医療」の面では、併設の『指定訪問看護事業所C&R』および病診連携・指定訪問介護事業所を活用し、安心のサービスを行っている。
今ある病気が新たな疾患に繋がらないように、またご家族への指導や精神的ケア等も含めてきめ細かく対応しています」身近なかかりつけ医として特定健診や一般健診、運動器検診、メディカルフィットネスを提供し、時には必要に応じて疾患トリアージも実施。併設の指定訪問看護事業所C&R、居宅介護支援事業所、デイケアセンターと共に、専門外来から在宅医療、介護までを行っている。
充実したリハビリテーション体制
リハビリテーション科では、理学療法士9名、作業療法士2名、健康運動指導士2名、呼吸療法士による脳血管・運動器・呼吸器の各リハビリテーションをはじめ、スポーツ特化型のリハビリテーションも行っている。正看護師6名・保健師1名の常勤職による充分な看護体制がある。メタボリックシンドロームに対して指導を行うのは保健師または健康運動指導士で、同院には2名の健康運動指導士がいる。うち1名は高脂血症などの相談にものってもらえるフードマイスターだ。資格保持者がそれぞれの専門性を結集し、スポーツ外来をはじめ慢性疾患や加齢に伴う機能障害まで幅広く患者に寄り添ってくれる。女性スタッフも多く、産休後に復帰して「妊婦授乳産後ケア」を担当するスタッフもいる。
「お子さんからお年寄りまで各ライフステージに応じたリハビリテーションを提供しています。専門のスタッフが個別に担当し、お一人おひとりにじっくりと時間をかけて対応できます。気軽に何でもご相談ください」と千田院長。
熊本県のフットケアの中核医療機関としての活動も盛んだ。角質ケアや巻き爪などの矯正、下肢の血行障害の治療にも対応。フットケアには糖尿病や透析による病足と、鶏眼・陥入爪などの足の障害に分けられる。足に合わない靴が原因とされる陥入爪・巻き爪には、靴選びのアドバイスや院内でのインソール制作など、トータルケアをしてくれる。