熊本市南区南高江7-7-30
幼い子どもからお年寄りまで
地域に寄り添う、かかりつけ眼科
ふたりの医師が専門を
活かし眼科全般に対応
2016年から院長となり、地域の学校の校医として眼の健康について検査や指導も行う田浦輝美院長。「当クリニックは外来のみですが、地域の方々に寄り添った、かかりつけ眼科医を目指しています」と語る。
同院で特に多いのが白内障と緑内障の患者だ。田浦院長は角膜や水晶体など眼球前部の病気が専門で、日本白内障屈折毛陽性手術学会の会員でもある。また1996年に開院した『ひかりクリニック』当初から診察している大蔵文子先生は、緑内障など眼球後部が得意分野。緑内障はできるだけ早期発見し、視野が狭くなるのをいかに遅くするかが決め手となるため、見える時期を長く保つためにも、治療と経過観察をしていくことが大切だ。
ちなみに同院では、入院や大きな手術には対応していないが、もし重篤な病気やその疑いがある場合は、必要に応じて最適な上級の医療機関(大学病院や公的病院・専門病院など)を紹介してくれる。例えば大きな病院で白内障の手術が終わった患者はまた同院に通い、その後の経過観察などのフォローを受けられる。仮に後発白内障を発症した場合でも、同院において日帰りでレーザーを使い、簡単に濁りを取ることもできる。まさに地域に根ざした病院なのだ。入院しなくても、早期に視力の回復が見込める。
視能訓練士が小児の
検査や訓練なども
同院には、眼科専門の知識を持つ視能訓練士(ORT)が2人在籍し、子どもたちの眼病や屈折異常・斜視・弱視の検査や訓練などへ適切に対応してくれる。乳幼児期に何かの理由で物を鮮明に見ることが妨げられると、視力が育たず弱視になってしまうことがある。8歳くらいまでに原因を探し出して治療をスタートさせないと、成長後に治療を始めようとしても弱視は治らない恐れがあるのだ。子どもたちがTVやスマホに顔を近づけて見る、首をかしげて横目で見るなど違和感を覚えたら、まずは検診を。笑顔あふれる医師やスタッフに囲まれ、にこやかな雰囲気の診察室で診てもらえる。
「お子さんからお年寄りまで、かかりつけ医としてベストの診察を提供し、患者様の現状の眼病の経過を注意深く診察していきます」と、田浦院長。大蔵先生は高齢の患者にもわかりやすいようにと、ゆっくり会話すことを心掛けている。木曜と土曜の午前中のみの診療だが、お母さんのように慕われる存在だ。
得意分野の異なる2人の医師がタッグを組み、眼の病気に対応する同院。ものもらいや急性結膜炎、アレルギーなどの一般診療をはじめ、白内障経過観察、術後のフォローや緑内障検診、糖尿病網膜症のレーザー治療など、幅広い相談に応じている。