熊本市中央区水前寺2-19-8
“守備範囲が広い”かかりつけ医
専門性が高い内視鏡検在も提供
「最後まで見る」の理念で
地域医療を支えて80年
産婦人科を中心とした地域の病院「石原医院」として戦後すぐの1948(昭和23) 年に開院。当時に取り上げられた赤ちゃんが、現在も通院するなど、地域との関係性は深い。1982(昭和57 ) 年に「石原・伊牟田内科」となり、合わせて80年近く地域医療を支えている「地域のかかりつけ医」だ。
特長は、地域医療としてよ寸備範囲が広いこ)と。一般内科の診療や各種検診・健診への対応はもちろん、19床の有床診療所であることから、通院での治療が難しい場合は入院が可能。肺炎や心不全、感染性胃腸炎、尿路感染症、めまい発作といった急性期疾患の症例であっても、院内で完結できるケースも多い。食思不振が見られ、自宅での生活が難しい高齢者のケースも受け入れているという。もちろん病状の経過次第では適切な医療機関への紹介も可能だ。その場合も、病状が改善した際には再入院する患者も少なくない。「患者は最後まで見る」を理念とする同院の姿勢の現れだ。また、『サービス付き高齢者向け住宅水前寺ハイム」、「デイサービス水前寺」、居宅介設支援事業所といった地域密着型の施設を併設するなど、包括的な医療・福祉体制も整えている。


新しくなった検査室で
快適な内視鏡検査を
2024年9月には内視鏡検査室を大幅リニューアル。診察室と別の待合室を設け、カウンタープース毎にコンセント、USBポートを備え、WiFi環境にした。同空間内に検査導用の更衣室とロッカーもある。シックな色調で落ち着いた空間の派出にこだわり、待ち時間にはデスクワークも可能。大腸カメラの前処置も同室で行っている。
内視鏡室には360度全方位型のつり天井式モニターを設置、床にはコード類がなくスッキリしている。また、全自動リクライニングストレッチャーを採用し、検査後はそのままリカバリールームヘ移動。被験者の負担を減らす鎖静剤も使用するため、開始から結果説明まで、同じストレッチャーで眠った状態のまま検査が終わる。改装でH指したことは、「皆様がリラックスした環税で安全安心に検査を受けていただけること」と石原理事長。
胃がん・大腸がんの
早期診断に尽力する
進化する内視鏡システムのアップデートを繰り返し、内視鏡のラインナップも随分増えた。病変の早期発見・診断を第一とし、ガイドラインに沿って治療方針を提案、病変に応じ適切なタイミングで医療機関へ紹介することも心がけている。
近年、胃がんの死亡率は減少しているが、大腸がんの死亡率は増加傾向にある。幾つかの大腸がんの発生経路のうち、最もポピュラーなのは腺腫(良性腫拗)から進展するがん発生経路。進行大腸がんの減少には腺腫や早期大腸がんの時に診断・治療をすることが大事。「大腸カメラは "下剤を飲むのが大変できつい" "恥ずかしい" などと敬遠されがちですが、症状がある方や大腸癌家系の方はぜひ検査の相談に来てほしい」と石原理事長。
熊本市の胃がん内視鏡健診の参加機関ということもあり、内視鏡検査の件数も増えている。石原理事長は「専門性を高めつつ、地域の皆さんの健康維持に寄り添って、共に歩んでいける診療所でありたい」と意欲を語る。







